院長が研修医だったころはまだ急性期、回復期などの分類がはっきりしておらず、脳卒中の急性期診療からリハビリテーションまでをおこない、退院後は外来診療もおこなっていました。現在は、急性期病院での治療が終われば回復期リハビリテーション病院に転院するのが一般的で、3ヶ月ほど入院した後は自宅療養となります。
ふるかわ医院では、そうしたリハビリテーションまでが終わり一区切りがついた患者さまを対象に外来診療をおこなっています。初診・再診とも完全予約制となっていますので、待ち時間なく診察を受けていただくことが可能ですし、お一人10分の時間を確保していますのでゆっくりと診察、相談を受けることができます。
CT検査、MRI検査、脳血流SPECT検査については、病院へ紹介いたします。
昔は脳卒中は「悪い風に当たって倒れる」と考えられており、「卒然として中(あた)る」ことを「卒中」ということから、突然起こる脳の病気を総称して「脳卒中」と言います。また、その「悪い風」から「中風(ちゅうぶ)」、「中気(ちゅうき)」と呼ばれることもありました。
脳卒中にはいくつかの病気に分類されますが、(1)脳血管の詰まりによる「脳梗塞」、(2)脳血管が破れることによる「脳出血」、(3)動脈瘤などが破れることによる「くも膜下出血」などが代表的です。このなかで一番多い「脳梗塞」は全体の75%以上を占め、「脳出血」18%、「くも膜下出血」7%の割合です。そのほかに、一時的に神経症状がおこり短時間で改善する「一過性脳虚血発作」という病気もあります。
脳卒中は再発しやすい病気で、一度病気を起こした人は1年間のうちに20人に1人がまた脳卒中になるというデータがあります。そのため、再発を予防することが非常に大切です。
脳血管が詰まることによって発症する「脳梗塞」は、3つの病型に分けられます。
脳梗塞と同じように脳血管が詰まることにより麻痺などの神経症状が起きますが、24時間以内に症状が消えてしまう病気です。一度症状が改善しても、そのあと脳梗塞を起こすおそれがあるため適切な治療をおこなう必要があります。
脳血管が破れることにより起こる病気で、高血圧と密接な関係があります。昔の日本では非常に多かった病気ですが、高血圧の治療がおこなわれるようになり、現在は割合がかなり減ってきています。
脳血管の一部がこぶ状に膨れた「脳動脈瘤」が破れることによって起こる病気で、脳の表面を覆うくも膜の下に出血が広がる重篤な病気です。脳卒中の中で非常に死亡率の高い病気です。
脳卒中は現在でも日本人の死亡原因の第3位で、もし死ななかったとしても麻痺などの重篤な後遺障害が残ることが多いです。そのため、寝たきり状態や要介護状態の3割以上の原因となっています。
脳卒中にならないためには、特に重要な「7大危険因子」をしっかりと治療、コントロールする必要があります。
《脳卒中の7大危険因子》
脳卒中は再発しやすい病気で、一度病気を起こした人は1年間のうちに20人に1人がまた脳卒中になるというデータがあります。そのため、再発を予防することが非常に大切です。
脳卒中の再発予防には、
が非常に大切です。
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